初めての人も、お久しぶりの方もこんにちは。Czkです。
相変わらずマウスだけで曲作ってます。
今回は、新たな試みとして、ライナーノーツをWeb掲載することにしました。
ブクレットだと曲数の都合上掲載しきれないというのもありますが、
何より字数制限がなくなるのでより色々なことを伝えられると考えたためです。
それぞれの曲について、意外と考えられている部分があったり、なかったり。
ご購入前の参考に、またはCDを聞きながら読み進めていただければ幸いです。
情景音楽を目指そうと思い立ってから3年目になります。
未だにその破片しか見つけられていません。
理想を達成するのが先か、僕が死ぬのが先か。
どちらも同じ結果かもしれませんが、意味合いは大きく異なります。
願わくば前者であるよう、また次に向かって歩き始めようと思います。
それでは、全く曲解説になっていない駄文の数々をどうぞ。
Czk
こんにちは。灰です。
担当はアルバムタイトルです。
製作に行き詰っていた頃。
どうしても纏まらない1節を眺めていた時にふとした思いつきのままに足した一音は、
次の瞬間全く予期しなかった色彩を帯びました。
旋律はどこから発生するのでしょうか。
「旋律らしさ」に一種の固有性がある以上、それは素子として存在すべきです。
しかし、それは実在しません。
あらゆる旋律はそれを構成する音に分解することができます。
各音にはそれぞれにその旋律上固有の役割があり、またそれぞれに自身を構成する要素を持ちますが、
どこを探しても「旋律らしさ」という部位は存在しないのです。
旋律を美しく見せているものは、恐らくは旋律の中にはありません。
言語と同様に。
では、それが現象する点は。
パラメータの配列が質感を持つ瞬間とは。
僕は楽曲製作という行程のそんなところが気に入っています。
gray
「ここらで流行に乗ってミク物でも作るか」と流行遅れな動機で製作を開始し、
そのままスピンアウトして出来たのがこの曲です。
ミク? いますよ。
なんと あの ぐれーさんが はつねみく でびゅー!
ぐれーP ばくたん!
のはずなのですが、言われるまでこの曲に初音ミクがいるなんて誰が気づきましょうか。
全国のなんとかPさん、すみません。
スピンアウトとかいう次元じゃありませんでした。
僕の個人的な意見でこの曲をトップバッターに持ってきました。
曲全体に漂う虚ろ気な雰囲気が私少しばかりお気に入りでございます。
地球上で唯一未開拓地域と言われる「深海」っぽい曲が作りたいと思って書きました。
たまに海岸沿いとかに深海魚の死体とかが漂着したりして、
わんこ連れて浜辺を散歩しているじーちゃんの度肝を抜いたりするお茶目さんたちの居る世界です。
どうせ見えないんだからとばかりに珍妙な姿をした生き物ばかりの世界ですが、
実際確認された生物はほんの僅かで、まだまだ変なのがいるらしいです。
あまりにも過酷な環境なので、頑丈な船作っても一回で数時間しか調査できない上に、
太陽の光も届かないため視界も最悪で、全くもって調査が進んでいないみたいですが。
そんな未開の地にロマンを感じる人も少なくないようで、
曲名のバチスカーフもスイスで開発された深海探査艇のひとつでした。
国産の深海探査艇はしんかいだとかかいこうだとかそのまんまの名前で結構ガックリしていたので、
バチスカーフってなんか洒落てんなーとか思っていたのですが、
バチスカーフもギリシャ語で深い+船という安直な名前だったのを知ってこれまたガックリです。
それでもバチスカーフって響きは結構好きですけど。
べ、別に罰襟巻からとったわけじゃないんだからね!勘違いしないでよね!
人の曲に感想つけることがこんなに難しいとは知りませんでした。
凄いですね評論家って。
ちなみに僕は今の今まで「あぁ罰襟巻から取ったんだな気持ち悪いなあ」と思ってました。
気持ち悪いのはどう考えても僕の方でした。
どうも。lawy*でございます。
今回ゲストという形で参加させていただくことができました。
それもこれも太平洋の如く心の広いCzkさんとGrayさんのおかげです。本当にありがとうございました。
さて、この曲についてですが、時は遡り二年前。
試験勉強で苦手な数学を前にした僕が、現実逃避して書いたピアノ曲のセルフアレンジになります。
難しい数式を解いている時、
どんどん頭の中が整理しきれない数で埋まっていって
最後には散乱していくイメージ・・・を曲調に表しました。
ジャンル名をつけるならMathematic Electronicaと言った所でしょうか。
あと、なんの因果かこの曲を制作したのも期末試験前で、やっぱり数学と戦ってました。
未だ数学を克服できないlawy*でした。
lawy* (Genetic Atmosphere)
実際にはせいぜい瀬戸内海くらいの広さしかありません。>心
今回はゲスト楽曲として、lawy*さんの曲を収録させて頂きました。
まだ若いのに早くも大物の片鱗を見せ始めている恐ろしい子です。
個人のCDならともかく、サークルのCDということだったので
若干彼の個性が出し切れなかったのではなかったのかと思います。
申し訳ない。
前半の禁欲的な展開と裏腹に、
後半の展開のじわじわ攻めてくる感が格好いいにくい奴です。
是非とも彼には今後も頑張っていってもらいたいものです。
とりあえず、君の持ってるMOTIF XSを僕にください。
この曲が届いたときには焦りました。
何故なら僕はその時1曲も上げていなかったからです。
何故ならそれが良い曲だったからです。
文体が乱れるぐらい焦りました。
自身の心のあまりの広さに感動さえ覚えます。
自室ぐらいしかないんじゃないでしょうか。引き篭もりですし。
「人生なんて、そんなもの」。
このアルバム唯一の新感覚癒し系ネガティブオサレミュージック。
中の人がリア充うぜぇとか言いつつバイトヘルの合間にパイの実食いながら作りました。
珍しくピアノを使わなかったり、ギターが入ったりといつもやらないことばかり詰め込んでみましたが、
これはこれで楽しく作れた気がします。
実は全然オサレでもなんでもないのは、単に中の人がスペック不足だからです。
ボーっと部屋とかで垂れ流して、何か作業をしながらなんとなーく聞いていただければと思います。
作っている人が超バイトヘルの真っ最中にボーっとしながら作ったため、
本当にボーっとした曲になってしまったので。
_,,..,,,,_
/ ,’ 3 `ヽーっ
l ⊃ ⌒_つ
`’ー—‐””’”
何でここに居るの? な曲その1。
ラフが上がってきたとき驚いたことを覚えています。
え? 何この爽やかさ?
難産でした。
最初に取り掛かったにも関わらず最後に出てきました。
あまりに纏まらないので途中何をしたのかもよく覚えてません。
4つ打ちは書くたびに疲弊しきって「もう二度とやらねえ」と思いますし今まさにその最中なんですが、
きっと次やるときも1曲は混ぜるんでしょうね。
grayさんの4つ打ちは比較的珍しいはずなのですが、このアルバムにはなんと2曲もいます。
元々この系統に足を踏み入れた原点は大体同じはずなのですが、どこで道を違えたのか。
そのほうがお互い特異性があって面白いとは思いますけど。
ところで4つ打ちの話しか書いてないんですけど、この曲自体のコメントないんですかgrayさん。
ゆっくりしていってね!!!(BPM的な意味で)
モチーフとタイトルは所謂「輝かしい失敗」と呼ばれている、アポロ13号爆発事故の実録小説から。
長い年月をかけて準備し、重力からようやく脱出したアポロ13号。
月へ向かう途中に酸素タンクが爆発したことが原因で、生きるために限界まで船内の気温を落とし、
月への着陸も断念した乗員たち。
彼らがどんな思いで、目の前にある月に着陸できずに眺めるだけの状況を迎えていたのか。
映画の方はまぁアメリカの映画なのでアレですが、その辺りの描写は結構よく出来ていたと思います。
曲に関しては、テンポのせいも相まって11分弱という変な長さになりました。
個人的には色々新しいこともやってみたりしてたのですが、いかんせん技量不足が目立つ結果に。
何気にサークルで発表した曲としては自身初の非4つ打ちです。
別に嫌いとかそういうんじゃないんですが、
いかんせん4つ打ちばっかり聞いていた時間が長かったのでどうしても…。
結構似たようなパターンの曲になってしまうことが多かったので、
そのパターンを崩せたのは一番の成果じゃないでしょうか。
この曲でCzkさんは自身の演奏時間記録を更新したそうです。
彼に何があったのでしょうか。
僕にはわかりません。
オフじゃ滅多に会いませんし。
全ての答え。
それはシンプルなものであるべきだと思います。
この曲のタイトルを見た時は、作業番号じゃなくて曲名つけろよこのクズとか思ったのですが、
「42」の意味を知ったときは衝撃を受けました。
結構本気でそのネーミングセンスに嫉妬しました。
何でここに居るの? な曲その2。
145というBPMがその異常さを端的に表しています。
ひょっとすれば、異常なのは100切ったりしている他の曲群なのかもしれませんが。
ループミュージックを好きになりすぎて頭がおかしくなってしまってから、もう10年近く。
Czkさんによるオリジナルが大体5年ほど前。
この曲にナンバーが無い理由は、それが過去のものであるからです。
かつて僕が書いた曲をgrayさん風に再表現したもの。
そういえば当時、彼がこの曲に対して良い反応をしてくれたなぁというのを思い出しました。
至って普通のBPMであるはずなんですが、他の曲が他の曲なので異常に早く感じたあたり
実際に異常なのは僕らの方なのかも知れません。
次はこの曲よりはもっと早い曲作りますんで、ファンの皆さんも期待しててください。
モチーフもまんま「ノアの箱舟」です。
何となく作ってたら途中からそういう脳内イメージになってきたので、そのまま曲名に。
灰さんがよくやってる手法を真似したらなんとなくそれっぽくはなったものの、
やはり劣化した感じになりました。
いかんせん分類しづらい曲になってしまいましたが、
中盤からの展開で神々しさのカケラくらいは出せたかなと思っております。
ノアの箱舟って一応ちゃんとした船としての設計がされていたみたいですね。
きちんと黄金比になっていたり、冗談抜きに漂着したとされる山の上から
箱舟の残骸らしきものとされる木材の破片が出土したりと、
聖書もバカに出来ないもんだなぁと思いました。
発掘は現場が崩壊するってんで断念したらしいですが、
いつの日か再開されて復元されないかなぁと密かに期待しております。
宗教的な方面には大して興味ないのですが、なんとなくロマンチックじゃないですか。
どうでもいいけど箱舟の大きさの単位に使われていたキュビットは
マジアカで出題されるので、やっている人は覚えておくと吉です。
僕の強い要望でトリを務めてもらうことになりました。
正方向のブレイクには、僕のような欝まっしぐらな人間でも
問答無用で高揚させる何かがあると思うのです。